不動産投資のニュース・トレンド解説

ゲーミングマンションで不動産の価値を上げる?

ゲーミングマンションで不動産の価値を上げる?

ゲーミングマンションとは?

拡大を続けるゲーム市場

近年の、eスポーツの盛り上がりや、ゲーム人口の増加に伴って、オンラインゲームをする人も視聴する人も増えています。世界のゲーマー人口は2023年には30億人に上ると推定されており、2023年の世界最大のeスポーツイベントである「The International 11」の決勝戦の視聴者数は、ピーク時で4億人を突破したそうです。またゲームライブ配信サービス「Twitch」によると日本の総人口の60%以上がゲームを楽しんでいることが分かっています。

先日行われた東京ゲームショウ2023での面白い記事を目にしました。

「ゲーミングマンション」すなわちゲームをする事に特化したマンションが話題だそうです。
これは!?不動産投資に役立つヒントがありますので取り上げたいと思います。

 

東京ゲームショウで話題「ゲーミングマンション」 目玉の「防音・高速ネット回線」、真相は(ITmedia)

元々、防音賃貸マンション「ミュージション」を提供するリブランマインドが、ゲーマー向けに「ミュージション plus 世田谷経堂」(東京都世田谷区桜上水一丁目21番14号)を2023年12月に竣工予定だという。公式サイトによれば、最寄り駅は小田急小田原線経堂(徒歩12分)。部屋は1K、2K、2LDKで広さは26.84㎡から60.29㎡。総戸数は24戸。鉄筋コンクリート造5階建てとの事。

 

「ミュージション plus 世田谷経堂」イメージ 公式サイトより

 

ゲーマー、ストリーマーが求める賃貸住宅6つの機能

1棟目のゲーミングマンション「ミュージション plus 浅草」は2022年11月に竣工し好評で満室。同社の入居希望者へのアンケートによると、「ゲーム実況などの配信がしたい」と答えた人がいちばん多かったと言う。ゲームに限らず、配信ニーズ、いわゆるストリーマーの人数はSNSのプラットフォームの進化によって急速に増えている。ミュージション plusでは従来の防音・遮音性の優れた住まいに、下記の機能を強化しているという。

1、最大10Gbpsの高速で安定した通信環境「NTTフレッツ光クロスプラン」を全戸に設置

2、天井の「ダクトレール」により、照明配置・電源確保のカスタマイズ性を向上

3、常にキレイな空気を保つ強力な「換気性能」

4、グリーンバックなどお好みの配信背景が設置可能な「ピクチャーレール」

5、来客を光の点滅で知らせる「フラッシュライト」

6、ハイスペックPCや海外製機材にも対応した「200V電源」

建物構造や防音・遮音性能に優れた二重サッシや建具などは新築時でないと導入は難しいが、上記の6つであれば既存の物件でもコストを掛ければできる大家さんもいるのではないでしょうか?

 

拡大する市場で付加価値をつけて不動産の価値を上げる

そもそも、不動産投資において、入居者向けのサービスを充実させたり、そのための設備を強化する事は、入居率や家賃の向上につながります。例えばペット可能物件にしてペット用の立水栓を設けたり、海辺の物件ではサーファー向けに外に洗い場を作るなど。また、ミュージシャン向けの防音設備を強化した専用マンションや、高齢者向けのサービスを備えたものなどです。入居率や家賃が上がれば、物件の価値は上がる。すなわちキャッシュフローは増加し、利回りの上昇から売却時の物件の価格も上げられるのです。

そしてどうやらeスポーツ、ゲーム、配信の市場は思った以上に大きく、そこで備える設備やサービスは、リモートワークとも親和性が高そうです。物件の価値を上げたい大家さんは是非チャレンジしてみてはいかがでしょうか?

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