不動産投資で本当に大事な数字!キャッシュフローとは?
キャッシュフローの重要性
不動産投資における指標は、キャッシュフロー、利回り、ROI、CCRなど、さまざまなものがあります。これらの指標は、不動産投資の成功には避けては通れない重要な数字ですが、その中でも最も大事なのはキャッシュフローです。
キャッシュフローは、読んで字のごとくお金の流れですが、不動産投資においてのキャッシュフローは手元に残るお金=儲けという意味になります。家賃収入からローンの返済や経費などの現金支出を差し引いた、手元に残る現金の流れです。キャッシュフローがプラスであれば、不動産投資から利益を得ることができ、マイナスであれば、不動産投資から損失が出ていることになります。通常年間で算出し、物件の収益力を表す数字となります。
不動産投資のキャッシュフロー計算式
キャッシュフロー=家賃収入-ローン返済額-経費
不動産投資のキャッシュフローを計算式にすると上記になります。ここでいう経費は、管理費、保険料、固定資産税など支払った費用の合計になります。また予めシミュレーションする場合は、満室家賃収入に空室率を加味して計算をします。費用について詳細を知りたい方は下記記事をご覧ください。
キャッシュフローが重要である3つの理由
不動産投資の健全性を判断できる
キャッシュフローがプラスであれば、不動産投資は健全に運営されていると言えます。一方、キャッシュフローがマイナスであれば、不動産投資は不健全な状態にあると言えます。不動産投資は、長期的な運用が必要なため、キャッシュフローがプラスでなければ、長期的に運用を続けることが難しくなります。
投資のリスクを軽減できる
キャッシュフローがプラスであれば、空室や修繕費などのリスクに備えることができます。空室が発生した場合でも、ローンの返済や経費を賄うことができれば、不動産投資を継続することができます。また、修繕費が発生した場合でも、キャッシュフローがプラスであれば、修繕費用を捻出することができます。
投資の拡大につながる
キャッシュフローがプラスであれば、投資の拡大につなげることができます。キャッシュフローがプラスであれば、ローンの完済や新たな物件の購入に資金を充てることができます。また、キャッシュフローがプラスであれば、不動産投資から得られる利益を生活費や他の投資に充てることもできます。
不動産投資で成功するためには、キャッシュフローを意識した物件選びと運用が重要です。キャッシュフローがプラスになる物件を選び、空室や修繕費などのリスクに備えることで、不動産投資の成功に近づくことができます。
キャッシュフローを増やすポイント
キャッシュフローを増やすには、以下のポイントが考えられます。
家賃収入を増やす
家賃収入を増やすためには、物件の立地や間取り、設備などを工夫しましょう。また、賃貸付けの効率を上げることも重要です。
ローンの返済期間を短くする
ローンの返済期間を短くすることで、毎月の返済額を減らし、キャッシュフローを増やすことができます。
経費を削減する
管理費や修繕費などの経費を削減することも、キャッシュフローを増やすことにつながります。
物件購入時に勝負は決まっている?
ここまで見て頂くと、頭の良い方はお気づきになると思います。キャッシュフローを増やすポイントはありますが、物件を所有してからの影響度は小さく、物件を買う段階で大勢は決まっているのです。それが不動産投資は「物件購入時に9割勝負は決まっている」と言われる所以です。そういう意味でも、キャッシュフローを理解し、自身でシミュレーションが出来て、不動産投資戦略を立てて実行していく事が求められます。