あなたに合った不動産投資の種類は?メジャーな3つを徹底比較!その他の手法も解説!
不動産投資にはいくつもの種類がある
不動産投資は多岐にわたる種類や手法があります。この記事では、初心者から上級者まで幅広く対応した不動産投資方法を紹介します。まずはメジャーな3種類の投資方法のメリット、デメリット、そしてどんな人に適しているのかを比較します。その他の多岐にわたる投資手法、全17種を紹介します。
メジャーな3種類の不動産投資の種類
戸建て投資
戸建て投資は、一軒家を購入して賃貸として提供する投資方法です。
メリット
①少額ではじめられ安く買える物件もある
②高利回りを実現しやすい
③管理が比較的簡単
④ファミリーなので長く借りてくれる
⑤売却の出口戦略が複数考えられる「オーナーチェンジ」「実需の住居として売却」「土地の売却」
デメリット
①修繕費用が高額になる
②空室になると100%の空室率
③融資が使いづらいので現金投資が基本となり規模拡大に時間が掛かる
適した人
初心者、小規模で始めたい人、コツコツと増やしたい人、大きな借金に抵抗のある人、DIYが得意な人。
一棟マンション・アパート投資
一棟マンション・アパート投資は、マンションやアパートを一棟丸ごとを購入して全室を賃貸として提供する投資方法です。
メリット
①複数戸のため収益性が高く規模拡大を早く出来る
②資産価値の維持がしやすい
③複数の部屋のため空室リスク分散が可能
④管理、修繕など自身でコントロール出来る ⑤融資を受けやすい
デメリット
①初期投資が大きい
②災害や事故が起きた場合ダメージが大きい
③立地や老朽化など建物全体の空室率が上がるリスクがある
適した人
中級者以上、資金力のある人、属性の高い人、高いリターンを求める人、規模拡大を短期で狙う人
区分マンション投資
区分マンション投資は、マンションの一室を購入して賃貸として提供する投資方法です。
メリット
①物件価格や初期投資が低く抑えられる
②融資が出やすい
②運営や管理が楽
④物件数が豊富
⑤売却がしやすい
デメリット
①資産拡大に時間が掛かる
②空室の場合収入がゼロ
③修繕や管理など自身でのコントロールが出来ない
適した人
初心者から中級者、少額から始めたい人、手間を掛けたくない人。
その他の不動産投資の手法をご紹介
賃貸併用住宅投資
自宅として使用する部分と賃貸する部分を一つの物件に持つ投資方法。住宅ローンを使って出来る。
メリット: 自宅として利用しながら収益も得られる。規定を満たせば住宅ローンを利用する事が出来る。
デメリット: プライバシーの確保が難しい場合がある。
適した人: 初心者、自宅所有を希望する投資家。
民泊投資
観光地などで旅行者や観光客向けに短期間の宿泊施設として自宅や所有物件、転貸可能物件を提供する投資。
メリット: 観光地での需要が高い、収益性が良い。
デメリット: 営業日数の上限など法規制を受ける。各種届出に手間が掛かる。管理運営に労力が掛かる。
適した人: 中級者以上、高収益を求める人、外国語が得意な人、交流を求める人。
シェアハウス投資
共同生活を楽しみながら安く住まいを求める方向けの住居を提供する投資。
メリット: 居室分の入居者がいるため空室リスクが低く、収益性も高い運営が出来る。入居者同士のコミュニケーションも魅力。
デメリット: 入居者の管理やトラブル発生時の対応が必要。消防法、建築基準法への対応が必要
適した人: 中級者以上。戸建てや広めのマンションを改修して収益を高めたい人。
レンタルスペース投資
賃貸物件を会議室やパーティー、イベントの利用などに時間単位でレンタルする投資。
メリット: 時間単位で貸すことが出来て、民泊のように営業日数に制限を受けない為高稼働での運営が出来る。
デメリット:エリアによっては競合が比較的多い
タワーマンション投資
都心の高層マンションを購入し高値で転売をしキャピタルゲインを狙った投資。
メリット: 入居ニーズが高い。相続税対策に有効。
デメリット: 賃貸用に所有した場合利回りは低い。管理費や修繕積立金が高額。
ヤドカリ投資
ヤドカリ投資とは、ヤドカリのように住み替えをしながら収益を得ていく投資方法です。賃貸併用住宅投資と同様に住宅ローンを使ってマイホームを購入し、減税などのメリットを享受しながら、任意のタイミングで売却しまた新しい住居を住宅ローンで購入していく投資になります。
メリット: 売却時の利益に掛かる所得税が3000万円までの利益を控除される為資産拡大に繋がりやすい。
デメリット: 時間が掛かる。物件選択とタイミングが難しい。
適した人: 長期的な目線で住みながら資産形成をしたい人。
コインパーキング投資
駐車場経営。都市部では駐車場が不足しているため、需要がある。
メリット: 土地活用が可能で運営が容易。
デメリット: 立地と競合よる収益の変動。機械などの初期費用が掛かる。
適した人: 土地所有者。空き地を安く借りられる人。
コインランドリー投資
物件を使って自動洗濯機、乾燥機を設置・運営をし利益を得る投資。
メリット: 空室リスクが無い。小さい店舗でも運営できる。
デメリット: 初期費用やメンテナンス、電気代などのランニングコストが掛かる。
適した人: 物件所有者。
トランクルーム投資
不動産を利用して荷物保管サービスを運営する。
メリット: スペース活用で初期費用を抑えて収益化できる。
デメリット: 収益化まで時間が掛かる。
事業用物件・テナント投資
住居用ではなく、オフィスや店舗向けの商業施設への投資。
メリット: 住居より高い賃料が見込める。オーナーの原状回復費が掛からない。
デメリット: 退去した場合空室期間が長い。
太陽光発電投資
太陽エネルギーを利用した発電設備を用意し、電力会社に売る事で利益を得る投資。
メリット: 遊休地などの活用が出来る。20年間の固定価格精度で安定している。
デメリット: 初期投資が大きい。
海外不動産投資
海外の不動産市場への投資。
メリット: 通貨の分散投資が出来る。高い収益を期待できる。節税効果がある。
デメリット: 為替リスク、カントリーリスク、情報収集や管理が大変。
REIT投資
不動産に特化した投資信託。自ら不動産を所有する投資とは異なり、不動産を運用するファンドに出資し分配を得る投資。
メリット: リスク分散、少額で手軽に不動産投資が始められる。流動性に優れる。
デメリット: 現物資産ではないので元本保証が無い。
不動産投資型クラウドファンディング
特定の不動産プロジェクトへの投資。運営会社は複数の投資家から出資を集める。
メリット: 少額から投資が可能、多岐にわたるプロジェクトへの投資。
デメリット: プロジェクトの失敗リスク。所有権や運営権が無い。
まとめ
不動産投資の種類はご覧いただいた通り多岐にわたり、自分の目的やリスク許容度に合わせて選ぶことができます。初心者から上級者まで、様々な投資手法が存在するため、自分に合った投資を見つけることや興味を持って調べていく事が重要です。この記事をきっかけに、あなたに適した不動産投資を見つけてみてください。また、それぞれの投資についての詳細は別の記事で取り上げていきたいと思います。