原価法
« Back to Glossary Index
原価法(げんかほう)とは
原価法は、不動産の価値を評価する方法のひとつです。不動産を建て直したときにかかる費用を計算し、そこから減価償却費を差し引いて算出します。原価法は、不動産の担保評価や売買価格の算出に用いられます。
原価法を詳しく解説
原価法とは、不動産の価値を評価する方法のひとつです。不動産の再調達原価(新築時の費用)から減価償却費(建物が老朽化するにつれて価値が下がる費用)を差し引いて算出します。
原価法の計算式は、以下のとおりです。
再調達原価とは、不動産を新築するために必要な費用です。減価償却費とは、建物が老朽化するにつれて価値が下がる費用です。減価償却費は、不動産の種類や状態によって異なります。
原価法は、不動産の価値を正確に評価するために使用されます。しかし、不動産の価値は、市場の状況や周辺環境によって大きく変動します。そのため、原価法だけで不動産の価値を判断することはできません。
原価法の豆知識
原価法による試算価格は「積算価格」といいます。原価法は主に戸建の評価に使用します。
また原価法以外の不動産の評価法に、「収益還元法」「取引事例比較法」があります。収益還元法は、主に投資用の収益物件の評価に、取引事例比較法は主にマンションや土地の評価に用いられます。
原価法の関連記事
積算価格とは?基礎知識から計算方法までを紹介
原価法の関連語
再調達価格
収益還元評価
取引事例比較法
« Back to Glossary Index