REINS（レインズ）とは？

不動産投資を既にやっていたり、具体的に物件の売買をされている人の中には、REINS（レインズ）という言葉を聞いたことがある、あるいはご存知の方も多いと思います。
REINS（レインズ）は、国土交通省が推奨する、会員になっている不動産業者やプロフェッショナル向けの不動産情報ネットワークシステムです。Real Estate Information Network System （不動産流通標準情報システム）の頭文字を取ってREINSと呼ばれています。このプラットフォームは、不動産取引に関する詳細なデータと分析を提供し、業者間での物件に関する情報共有を促進します。

REINS（レインズ）のメリット

REINSは、不動産会社のみならず、直接利用できない一般の方にも享受できるメリットがあります。

 

①不動産情報を一元化、共有する事でスピーディーな取引を実現

会員である不動産会社に物件情報がリアルタイムで共有されます。物件を探している全国の不動産会社を通じてユーザーに広く瞬時に訴求しスピーディーな取引を実現する事が出来ます。

 

②過去の取引事例を見る事が出来るので、売却活動や査定に活かせる

不動産売却時に売り出し価格の査定で最も使われる査定方法が「取引事例比較法」と言います。過去の複数の取引事例と比較し、対象物件の特徴と照らし合わせて補正を加えて価格査定をする方法です。不動産会社を通じての査定根拠にREINSの豊富な取引事例が活用されています。

 

③安全な取引を促す

不動産の売却時、不動産会社との契約で「専属専任媒介契約」「専任媒介契約」「一般媒介契約」3種類があります。このうち「専属専任媒介契約」「専任媒介契約」の場合、不動産会社はREINSへの物件登録と売主への活動報告義務が生じます。REINSが発行する登録証明書を不動産会社より受け取り登録内容を確認する事によって、安全で正当な売却活動が行われているかを売主はチェックする事が出来ます。

REINSのパソコンでの画面　非常にシンプルなUIです

 

 

 

REINS Market Information（レインズマーケットインフォメーション）とは？

このように不動産取引での重要な役割を果たしているREINSですが、一般の投資家の方でもその一部の機能を無料で使えるインターネットサービスがあります。それがREINS Market Information（レインズマーケットインフォメーション）です。このプラットフォームは、一般の不動産投資家や不動産売買を検討している方でも活用できる「成約価格を基にした不動産取引情報サイト」なのです。

 

REINS Market Information（レインズマーケットインフォメーション）

 

実際の画面キャプチャ

 

具体的なデータとその有用性

成約価格

マンションと戸建に限られていますが、物件の最終的な販売価格を知ることができます。これにより、市場価格を正確に把握し、適切な投資判断が可能になります。

物件の特性

物件の広さ、築年数、設備などの詳細情報が提供されます。これにより、物件選びにおいてより総合的な判断ができます。

地域情報

物件が所在する地域の平均的な物件価格や成約件数なども確認できます。これにより、地域ごとの市場動向を把握し、地域選びに役立てることができます。

市場分析が容易

上記のような具体的なデータにより、市場の動きをしっかり把握できます。

価格比較で有利

成約価格や物件の特性を比較することで、適した物件を見つけることができます。

リスク評価が明確

地域情報を元に、リスクをしっかりと評価することができます。

 

不動産投資家はREINS Market Information（レインズマーケットインフォメーション）を使い倒そう

REINS Market Information（レインズマーケットインフォメーション）は、不動産投資家にとって非常に有用なツールです。特に一般の投資家にとっては、提供される具体的な取引成約事例のデータは非常に貴重です。市場分析、価格比較、リスク評価など、多くのメリットがありますし、自分が探しているまたは売却しようとしている物件の相場観が身に付く事でしょう。不動産投資のお助けツールとして活用をしてみてください。

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不動産投資すぐやる課 編集部

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